2011年3月21日月曜日

海外脱出か? それとも今いる場所でベストを尽くすか?

こんにちは!
ベルエールの町田と元木です。

実は被災したあと、福島と東京の様子を見て、
ある方から言われました。

「町田さんと元木さんは、安全な西や海外に逃げないですよね・・・?」

そして、

「今、逃げるとバッシングに会いますよ。
 たくさんの人がバッシングにもうあっています。」

と教えていただきました。

しかし、個人的に言ってしまうと、
とっとと逃げた人は、決断と行動が早い人であり、
おそらく一番生き残る力がある人だと思います。

また、そこに残るのであれば、
そこで何かすべきことがあるからで、
それをすばやく実行することが大切だとも思いました。

逃げるなら速いほうがいいし、
残るならきちんとやるべきことをやることだと思います。

緊急時には、どちらが正しいかよりも、
何をすばやく決断してすばやくそれを実行できるかが大切だからです。
実は、迷っている人が一番しんどく危険が高くなるはずです。

実は、原子力発電所への祈りをはじめた先週14日の月曜日、
フランスの友人から、私たちも何通もメールと電話を実際に貰いました。

Sugu ni shigotowo yamete, hikouki ni notte, France ni kitekudasai,
sokoha totemo warui joukyoudesu, totemo shinpai desu.

というメールでした。とにかくすぐ脱出しろと。。
友人は日本語がペラペラですが、メールはローマ字でいつも来ます。(笑)
海外のメディアは、原子力発電所の事故を、日本の何倍もひどく
放送しているようですので、メールの内容もわかります。

フランスに行くかどうかはともかくとして、
安全なところに逃げたいという気持ちが、
全く考えなかったかどうかというと、それは嘘になります。

子供もいるわけですし、
原子力のことをそれなりに知るものとしては、当然怖いからです。

ただ、今回に関しては、私たちは、
今ここ、日本で成すべきことがあるので、
それを最速、最善の方法で実行するという決断をして
行動をはじめることに決めました。

そして、ヒーラーとして、経営者として、また自分自身を信頼して、
やるべきことをやろう決めたわけです。

不思議なもので、人間は腑に落ちて決心すると、
恐れや不安が消えて、やるべきことが明確に見え始め、
アイデアもどんどん沸き、どんどん前に進めるようになるようです。

決心して行うことが正解かどうかは、
いつか結果が出るまでは結局わかりません。
しかし大切なことは、どんな選択であれ、
決断したら迷わずに行うことだと思います。

私たちの内側には、たくさんのパーソナリティがあります。
生物としての自分、個人としての自分、親としての自分、
そして私たちの場合は、ヒーラーとしての自分、経営者としての自分、

一方で、びびる自分と、リーダーシップがある自分、

また、感情面では、恐れている自分、
不安を感じる自分、怒りを感じる自分、
嫌悪や憂鬱を感じる自分、愛を感じる自分、
希望を感じる自分など、、、

内面で複数の自分が交錯します。

未来が見えない状況で、今回の震災のような
たくさんの外部要素とストレスが同時に加わると、
こうした内面のたくさんの自分が制御と統合を失い、
パニックが生じることがあります。

ただ、私たちの場合、
こうした複数の自分のパーソナリティの中で、
どの自分を選択するかは、いつも比較的明確になっています。
なぜかというと、自分自身が生きるというステージから、
より良い地球の未来を作る希望までが、シンプルに一貫しているからです。
これはちょっとしたトレーニングと、
自分のコアバリューを持つことでだれでもできることです。

緊急時になすべきことは、自分自身のコアバリューや理念に沿って、
きちんと考えて、決断し、なすべき行動することが大切だと感じます。

ですから、逃げるか、残るかという、
行為そのものに正しいも間違いもありません。
自分の価値観に沿って、
どれだけすばやく決断して行動ができたかの方が重要だからです。
自分が決めたことを信じて行うことが、
緊急時や困難を乗り越える力になります。

例えば、緊急時に生存率があがるとすれば、
最も早くとっとと逃げると決めて逃げた人か、
最も早くその場でなんらかのアクションを
起こした人になるでしょう。
どちらも正解なのです。

おそらく緊急時に一番いけないのは、長く迷い続けることです。
アクションが遅れれば遅れるほど、リスクが増しますし、
結果として、集団の動きに追随するしかなくなります。

今回の震災は、本当にまだまだ先が見えない状況です。
私たちひとりひとりが、自分を信頼して行動することもきっと大切です。

いつもありがとうございます。

感謝

ベルエール
町田&元木