2010年9月7日火曜日

目指せ、調布の休息所!

皆様ご機嫌よう。
日が落ちると虫の声が聞こえてきて少し嬉しい龍澤です。
もう立秋が過ぎて暦上では秋なのですが、
日中はまだまだ真夏日でその弊害もあちこちで聞きます。
皆様もお体には重々お気を付けくださいね。

今年は暑いのに雨が少なくて……
などという話をきくと毎朝の打ち水なんかも盛大には出来ません。
心持気後れがしてしまいます。

というのも私には昔から水は貴重なものだという意識があるからかもしれません。
別に深刻な飢餓状態に陥ったりした事も無い筈なのですが……
何故か綺麗な水というものに一方ならぬ敬意を持っているのです。
何せ中学生くらいの頃
「何が一番美味しかったか」と聞かれて
「塩と水」と答えた記憶があります(笑)
周りには「神様かよ!」とか「おいおい」とか
散々突っ込みを入れられましたが。

それでもアウトドアをやったりした所為か
今でもその認識はあんまり変わっていません。
何故か一杯の水道水をとても甘く感じる時があります。
実は私あまり甘いものが得意ではないのですが、
そういった時の甘さはむしろ安心します。
ベルエールでも飲むのは珈琲でも紅茶でもなく
白湯か水を飲み、最初の頃はよくスタッフを驚かせたものです。

本来なら水場を探して確保して、器を作り汲みに行って
飲む為に煮沸消毒などをしないとなりません。
澄んだ水が見つからなければ泥水を濾過する所からですし、
白湯にしたいと思おうものならそれから更に
薪や枝を調達して火を熾し……と考えると気が遠くなります。
それと同時に、
蛇口を捻れば出る水に、スイッチ一つで沸かせるお湯に、
なんて幸せなんだろうとか夢なんじゃないかとか
時々とてもそんな不思議な気分になるのです。

そしてそんな水を惜し気もなく駐車場に撒いていると
もっと自分が不思議になります(笑)

そうそう、石にも水にまつわるものが沢山あるんですよ?
海の妖精の贈り物と呼ばれるアクアマリン、
かつてオアシスだった所から出てくるジプサム、
遥か太古の水を内包した水入りメノウに水入り水晶、
水の波紋を写し取ったかのようなラリマー、
海で育まれるマベパール、
他にもまだまだあります。

だからでしょうか。
このうだるような暑さの中でもショップの中に一歩入ってしまえば何とも言えない心地よさがあります。
これはきっとエアコンのお陰だけでは無いはず……。
皆様もどうぞお散歩ついでに小さなオアシスへふらっと遊びにいらしてみてくださいね。

いつも有り難うございます。