2010年2月9日火曜日

論語の素読

こんにちは。CHAJ担当小林です。
暦の上では立春となりましたね。
今日の東京はまるで春のようにあたたかくて、
一気に身体が緩んできたような感覚を覚えた一日でした。

さて、ベルエールでは毎日開店前にスタッフ全員でミーティングを行っています。
連絡事項を共有した後は、ヒーリングの勉強会を行ったり
スタッフが持ち寄った「今日の一言」を発表しあったりしているのですが
最近はじまったシリーズが、「論語の素読」です。
お当番のスタッフが(といっても、当日町田と目が合ったスタッフが当番です!)
好きなページをぱっと開いて、

姿勢をただして~
背中をぴんとのばして~
本(論語抄)を目線の高さに持ち上げて~
元気な声で、読む!

という感じです。
論語の素読は、昔からいろいろな学びがあるとされていますよね。
町田曰く「声に出して読んでいると、それだけでなんだか気持ちいいよね!」と。
小林もそう思います。
背筋を伸ばして、目線を上に持って行くだけで
エネルギーの通りが良くなる気がして気持ちいいです!

ちなみに、原文の後に続く訳を聞いてみると
「うーん、そのとおりだなあ!」「深い!」と思うことが大半です。
何千年も昔から、大切とされてきたことは変わっていないのだなぁと思ったり
それをシンプルに言葉に表し切っている先人の偉大さに感服したり
その思想を受け継ぎながら、今なお現代、それを実現できていないことの多さに
人間の学びの跡や、反面の浅はかさを感じたり・・・
と、わずか数分の間に、いろんなことを考えさせられる朝のひと時です。

でも、たまには「そうかなぁ?」と感じることもあります。
ちなみに最近「そうかなぁ?」と思ったのは、
かの有名な、「四十にして惑わず」の次のフレーズ、
「五十にして天命を知る」です。
孔子は50歳にして、天から与えられた使命を自覚した、ということだそうですが
今の時代はそれより遥かに早いスピードで自らの使命を悟り、
その道を進む方たちが確実に増えている、ように感じます。

時代を超えて変わらない精神と、時代が進んで変化していく学びの形が
両方あるのだろうな~、と思う小林でした。
今を生きる上で、大切なものは見失わず、同時にやってくる変化を恐れず
輝く毎日を過ごしたいです!